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WJ連載中「ト/リ/コ」の腐/女/子サイト  【Japanese version only.】

2024'11.23.Sat
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2009'01.20.Tue
そこまで妄想を広げるか、金子洋子?! な感じでお願いします。

グルメ33「サニーのダイニングキッチン!!」

「トリコさんと出会ってから、いろんなひとと会って驚いてばかりです」
珍しく愚痴めいた言葉が小松の口からでた。
大人しく耳を傾けるココは、間をおいてから口を開く。
「ぼくらと出会ったことはいや?」
小松からうなづきが返ってこないと知るココは、穏やかに問いかける。
「そういった意味じゃありません、だだ」
自分の言葉使いのまずさに気づき、小松は早口で否定した。
「ただ?」
「ぼくばかりが驚いて、トリコさんが知っているのを見ていると、自分はなにも知らないと実感して・・・」
バトルコロシアム、マンサム所長、四天王サニー。
短期間で濃い出会いをした。知らないと自覚するほどに小松は、トリコやココにいる資格があるのか考えはじめたら止まらなくなった。
彼らなりの歴史に入る隙間が見えず、淋しさを感じてそんな自分が小松は嫌になる。
ココは小松の不安を吹き飛ばすほどの笑顔で話しかけた。
「ぼくはきみにいろんなぼくを知ってほしいと思う。
ぼくらを知ることで感じるのは、寂しさじゃなくて喜びであってほしい」
「喜び?」
「知ることって楽しいと思わない?」
ココの言葉に、小松は忘れかけていたものを思いだす。
すべては食材を知りたいと思ったことからはじまったトリコとの出会い。
トリコを通じて知りあったひとたちから多くを学んだ。学べる出会いに感謝をしたぐらいだ。
ちょっと疎外感を感じたぐらいで落ち込んだ自分が、小松は急に恥ずかしくなった。それと同時に元気になる。
「ありがとうございます!」
俄然やる気のでた小松は立ち上がった。
単純というより素直な小松の性格にココは笑みが浮かべる。微笑みの下に、いつか小松に告白したとき納得してもらえるようなアプローチを考えているとは誰も気づくまい。
「だからもっとぼくを知ってね、小松くん」

サニーの能力に小松が驚く横で平然とするトリコを見て淋しくなったのは私です。

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