グルメ116「譲れないもの」

25日月曜日ＡＭ00：16
コンビニのレジにてジャンプの棚だし準備をしているのを見て、買う。
ラッキー！

グルメ116「譲れないもの」

「小松の様子が変なんだよ」
「聞く相手が間違ってないか？」
研ぎ師メルクのもとから帰ってきたトリコがココに話したのは、パートナーとなって初行動した料理人の話である。
パートナーの問題なら自身で解決しろとココは言いたかった。
「なんか怒ってるみたいで、聞いても別に、ってしか言わないし」
トリコの話に、ココも疑問を感じた。
気性がさっぱりしている小松が、トリコにわかるような怒りを抱えながらとぼけるのは珍しい。
（よほど、小松くんは気にいらなかったのか）
ふむ、と考えるココが無意識に視たのは、青年を地面に伏せるトリコの姿だ。
勝負をしていたのはビションでココも理解するが。
（やきもち、か）
なかなか、どうして、ココは苦笑する。
「小松くんにそこまでさせるなんて、トリコの癖に生意気なんじゃないの？」
「ええ？！」
絶対零度の殺気をみせるココに、トリコがついていけなかったのも無理はない。

なんてゆーか、ジェラシーを感じるほどかっこいい見せ絵（コマ）だった。