私のなかの妄想が激しく爆発して、もしかしたら読まれた方は「かわいそうなひとね」と呟くかもしれません。
なんかウッカリＲ18．苦手な方はバックプリーズお願いします！
「おいしいものは逃さない」
リーガルマンモスのジュエルミートの料理を準備するため小松が呼ばれた。研究所にいるグルメスタッフは数多くいるが、五つ星ホテルの料理長の腕とアイディアを借りたいという理由からだ。ジュエルミートを料理できる喜びに、疲れを癒す間もなく小松は厨房に走った。
医務室でメディカルチェックを受けたトリコとココは、小松の勇姿を見ようと厨房にむかう。ガラス張りで仕切られた厨房内で小松を発見したが、倒れるのを見てふたりは駆け寄った。
「なにがあった？」
体の力を失った小松を抱えてトリコは聞くが、彼はこたえられる状態ではなかった。
「それが、ジュエルミートを食べたとたんに倒れて」
隣にいたシェフが言う。ココも小松を視た。
「･･･過労、かな。心配いらない、ちょっと休ませよう」
小松を抱えるトリコを連れてココは厨房をでる。トリコは医務室にいくと思っていたが、ココは近くの使われていない部屋に入った。
「本当に小松は大丈夫か？」
芯を感じない体を抱えながら心配そうに聞く。
「大丈夫、本当に過労だ」
ココはトリコに座るよう促す。トリコは小松を横抱きにして太股のうえに座らせるとココを見上げた。ココは小松の容態を視て言う。
「ジュエルミートのおいしさに気を失ったみたいだ。疲れてなければ気を失うこともなかったと思う」
過酷なハントに一般人である小松がついて生還できただけでも奇跡的なのだ。疲れが溜まっていない方がおかしい。
「しかも」
「まだあるのか？」
「･･･小松くん、軽くエレクトしてる」
ココが非常に言いにくそうに告げた。
「本当に食べたのはジュエルミートか？」
ココの目を疑う訳ではないトリコは、小松の口元に鼻を寄せた。そして意識がうつろな小松にキスをして口内を探る。
「たしかにジュエルミートの味しかしないな」
薬物は使われていないとトリコの味覚が判断した。ジュエルミートのおいしさを知るトリコは、気を失うほど感激する小松が微笑ましく思う。
「疲れていると勃ちやすいし、ね」
ココがフォローをいれる。
「気づいてないのがせめてもの救いだ」
トリコはもう一度小松にキスした。咀嚼するように唇を合わせれば、目を閉じたままの小松から反応が返ってきた。
「ん･･･」意識がないせいか刺激にたいしてひどく無防備な小松がにトリコはキスを続ける。
「小松くんを煽るな」
ココは床に膝をつくと小松のそれにそっと触れた。ゆるく反応している。簡単に快楽を拾える状態だ。手を離そうとしたココがだが、とろける体がいとおしくて小松のそれを撫でる。
「煽るのはまずくね？」
トリコがココをからかう。
「こんなに反応しているんだ。放っておくのは辛いだろ」
ココは小松のズボンをゆるめ彼のものを取り出すと、味見をするように何度か舐めてから咥えた。トリコの腕のなかで小松の体が大きく震える。キスから解放された小松は感じるままに声をあげた。トリコは宥めるように小松の首筋や上半身を撫でる。
「このまま食っちまいてぇな」
「我慢しろ、トリコ。小松くんが厨房に立てなくなる。ぼくは恨まれたくないね」
小松のものを口に含んだまま言えば、「おれもだ」とトリコが返す。
「デザートは夜に頂くか」
「同感」
シンプルにこたえて、ココは小松を攻略にかかった。あまり焦らせば体力を奪われるので、いつもより早くイケるよう少し強引に扱く。イク瞬間に絞るように吸い込めば小松は悲鳴をあげた。自分の声で小松は気がつく。
「あれ、ここは？ って、なんですか、この･･･この体勢は」
「んー、棚ぼた？」
赤い顔の小松が青にかわり、トリコはわざと明後日な方向に言葉を投げる。
「ココ、おれも欲しい」
ココの口元をさして言えば、ココはトリコに口移しで小松の精液を半分ほど渡した。目の前で自分の精液が行き来する光景に顔をまっかにした小松は、よろけながらもトリコの太股から降りてズボンを整えると、「デザート抜きです」と叫んで出て行った。
晩ご飯抜きより優しいと思えばいいのか、「デザート」が小松をさしているなら今晩のアレはなしという意味なのか悩みどころである。
どちらにしろ、彼らがおいしいものを食べ逃すつもりはないという話だ。
終わり
