2009'06.16.Tue
トリコマの最大大手は先生だと痛感した今週号!
まだ煌いてたね、トリコ!
まだ煌いてたね、トリコ!
グルメ53「脱出」
「死相を乗り越えたトリコは強くなったね」
不吉な単語を口にするココを、小松は微妙な顔で見た。
「もしかして、視えてました?」
「誰のか特定できなかったけど」
トリコなんだろ? と小松に確認する。
「みんなが無事でよかった」
死相に関しては最近はずれっぱなしだとココは言った。
一度は死んだ。小松も、そしてトリコも。
97%の確率があたったのか、それとも結局生きている自分たちは3%の存在なのか謎なところである。
ココに聞けば「それはぼくにもわからない」という返答だった。
未来が視える占い師とて万能ではない。
でも、それでいいと小松は思った。
命中率が100%の占いなどある意味おそろしい。
幸運も不幸も全部あたると知れば、どんな強靭なひとも身動きがとれなくなる。
3%の確率はココが生きていける空気だ。完璧でないから不安も否定できる。
ひとは未来を変えられる。もしかしたら3%というのは「はずれ」でなくひとの可能性なのかもしれない。
考えはじめると、自分がとんでもなくすごい発見をした気になり小松のテンションがあがる。
「どうかしたのかい?」
小松の電磁波の変化にココが声をかける。
「あのですね」
弾む声で小松は口火を切る。
ひとの不幸を視て自分まで傷つかないで欲しいと小松は願った。
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