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WJ連載中「ト/リ/コ」の腐/女/子サイト  【Japanese version only.】

2024'11.23.Sat
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2009'06.23.Tue

グルメ細胞の凄さってどれくらいのものでしょう? 凄すぎる気がします。
さて、先日のトリココマネタはやはり一週間の命ネタでした。こういったフライングは連載ものの醍醐味ですね!!
 


グルメ54「マンモス実食!」

にぎやかな面子で行われた食事は予想以上に騒がしい。
ぼくらは普通のひとより遥か大量に食事をするけど、今回は「ジュエルミート」だけだったのでセッティングは簡単。
小松くんが落ち着いて席につけたのは幸いだ。
味に感激する小松くんのオーバーアクションは相変わらずでほほえましい。
食べたときの第一声が「凄いですね、トリコさん」なのは、まあ、記憶から除外しよう。
トリコとサニーが自身のコースにジュエルミートを「いれる」だ「いれるな!」と揉めるのを無視してぼくと小松くんは食べ続ける。
感激するなか、思案顔で食事の手を止める小松くんを何度か見かけた。
「どうしたの? 小松くん」
「完璧なお肉だと思いまして」
しみじみと小松くんが言う。
「あまりの素材のおいしさに、調理の方法が浮かびません。なにをしても肉の味に負けます」
肉を前にする彼は料理人だった。
おいしさに心を奪われても料理は忘れない。
「小松くんならジュエルミートの味を進化させるレシピを見つけると思うよ」
古代の食宝を前に物怖じしない小松くんなら、きっとできる。
「ありがとうございます」とこたえる小松くんは、お世辞を受け止めたとか、社交辞令ではなく、決意を表す顔をしていた。
試食も含めてまっさきにごちそうしてもらうためにも今のうちに予約をしておこう。

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