2009'10.23.Fri
こう、ふっとした瞬間に萌えって降りてきますよね?
またしても小ネタですが。
またしても小ネタですが。
コントロール
「ん、んん~!」
一瞬で終わらないキスに、呻くことでしかココさんに抗議できない。
何十秒、それとも何分? ココさんの舌かぼくの舌に絡み、唇はぼくの唇を啄ばむ。
お互いの口内から零れた唾液で、キスはより滑らかに交わった。
そんなことより呼吸をさせたほしい。
キスから解放されるとぼくはへたりこんだ。腰が抜けた訳ではない。酸欠の苦しさからだ。
「ど、毒のコントロールからなんでキスになるんですか」
抗議をすれば、ココさんぼくの唇を指でなぞりながら言った。
「理性と自制を試すには小松くんがいい」
基準がわかりません!
「だって小松くんだよ? いつも理性を試されている気がする」
気のせいです!
「でも、ごめんね、うまくコントロールできなかったみたいだ」
ココさんは自分の唇をぺろりと舐めた。
・・・力がどうも入らないと思ったら、コントロールできなかった毒のせいみたいだ。息苦しい。死に至る毒なのか?
「ちゃんと責任はとるから」
ココさんはぼくを抱えると寝室にむかった。ベッドに押し倒され、ココさんの熱っぽい眼差しに毒の種類を知る。
「薬なんてなくても小松くんを満足させられる自信はあるから誤解しないでほしい」
真剣な顔のココさんに「確信犯」だと指摘したかったけど、ココさんの手腕に翻弄されてあえぐしかできなかった。
コントロールの話題なんて二度と振るものか!
終わり
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