ひさびさに、私のなかぶっちゃけたものが降りてきました。
(いえ、ある意味いつもぶっちゃけてますが!)
・・・これだから深夜はおそろしい。
※ココが紳士でないと嫌な方はご覧にならないください(切実)
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「や、あ、あ、あーー!!」
激しい喘ぎ声とベッドがきしむ音が聞こえなくなった。手元の灰皿は葉巻樹の残骸が二本分。今は三本目だ。それも半分になった頃、部屋の主がガウンを羽織ながら出てきた。
「長いぞ」
「おまえがいるから集中できなくてね、時間がかかったよ」
涼しげに言うココは、部屋の外におれがいたのを百も承知で小松とやり続けた図太い男と言っておこう。
「そんなデリケートなこと言うくらいならおれがいるときに小松を連れ込むんじゃねえよ」
こいつらが付き合おうが、やろうが、まあ、口を挟む気はないが、臆面もなく見せつけられると正直うんざりする。
「ぼくだって最初から連れ込む気はなかったさ。小松くんは嫌がるからね」
でも、とココが酷薄な笑みを浮かべた。
「部屋の前でおやすみのキスするだけで過剰な反応をする小松くんを見たらね」
ココは言葉を続けなかったが、聞かなくても、小松が卒倒するような内容を考えているのが想像できた。
こーゆう奴をなんて言ったか・・・?
「鬼畜だ」
「それを言うためにわざわざぼくと小松くんの愛の営みを盗み聞いたのか?」
んな訳あるか! と叫びそうになったのを、ココの手が口を塞いで止める。
「おまえがここにいるのを知ったら小松くんが気にするだろ」
心底、小松を気にするココが、おれの存在を小松に知られようが、それはそれで楽しむ奴だというのを知っている。
小松、がんばれ。
おれは心でエールを送ると、ココに用件を切り出した。
終わり