2009'09.13.Sun
窮屈、という単語を聞いて思いついたのでした。
「窮屈じゃない恋の話」
世捨て人みたいなココが変わった。
偏に小松が絡んでいるからだとおれは思う。
占い師なんて相談ごとを聞く役目でありながらも、ひととは一線を区切っているココが、小松にだけ自分から一線を飛び越えたのだ。
慎重で冷静なあいつが、だ。
「小松くんは仕事だから」という台詞は何度聞いただろう。
正直うざいぐらいだ。
「息がつまらないか?」
小松を優先して自分を抑える。思い立ったが吉日と思うおれには考えられない。
がんじがらめで動けない、そんな状態で満足できるか疑問だ。
「苦しくないさ。むしろ小松くんが好きすぎて苦しいくらいだ」
真顔でいうココに、気持ち悪! と正直に叫んだ。
「あはは」と笑うココは、ほがらかに「ポイズンドレーッシング」といっておれに毒を飛ばす。
ココが窮屈でないならヨシとしよう。
おれの心配は取り越し苦労のようだ。
しかしおれは知らなかった。
自ら我慢を強いるココの、弾けたときのココのしつこさ(主に小松との夜の営み)。
「普段、無理を聞いてもらってますから」と腰をさする小松を見て、ココの策士振りを痛感するのであった。
終わり
「急降下する恋の話」とは別物で。
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