2009'09.15.Tue
矛盾とパラレルとあほな展開を笑って許せる方だけご覧いただけると安心します。
長い話を書いててうんうん唸っている時ほど陰陽師小松くんの筆が進む不思議さ。
長い話を書いててうんうん唸っている時ほど陰陽師小松くんの筆が進む不思議さ。
料理陰陽師小松 其の三十五
美食會の根城に踏み込んだとたん、やつらはおれたちに襲いかかった。
うん、仕方ねえ。
無意味な争いは腹が減るだけなので好きではないが拳を握る。
「ココ、サニー、援護を頼んだぜ」
接近戦を得意とするおれは、反対に遠距離を得意とするふたりに背後を預けた。
「任せるし」
サニーが親指を立てた。
「トリコ、迷ったら小松くんの匂いを探しだせ」
ココが手首に巻いた葉色をした布を解きながら言う。
「あいつは結界の内側にいるんだろ?」
ココの視界で視えないというなら、なにかしらの術が関わっているというのがこいつの考えだった。
気配や匂いなんかが零れているとは思えないが、
「小松くんの一大事なんだぞ。結界で邪魔されたなんて言い訳は聞きたくない。気合いれろ!」
「気合の問題か?」
「トリコがまっさきに松を見つけるとは限らないし。松にサニーさん! って感謝されるのっていいなー」
「絶対おれが先に小松を見つける。捜しだす!」
サニーに言いたいことは山ほどあったが、襲いかかってきた奴を蹴散らすほうが先だった。
それを合図に突進する。
遠くなる背後で、最後にココの呟きが聞こえた。
「先に見つけるのはトリコだ」
それは予言か?
続く
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