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WJ連載中「ト/リ/コ」の腐/女/子サイト  【Japanese version only.】

2024'09.22.Sun
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2011'04.06.Wed
うん、なんかうっかりアイタタタな内容なので閲覧注意です!

無題

「不都合なら外していいよ」
 そういってココさんは、ぼくのペニスの根元を縛った。

 ことの発端は「明日は早くから仕事なので」と言ってココさんの誘いを断ったからだ。
 拒んでもココさんがなだれこむのは毎度といっていいことなので、言葉の効力は薄いだろうとぼくは思った。
「だったら、えっちしない証拠に小松くんのを縛っていい?」
 ぼくの読解力が試される瞬間だった。
「ぼくも戒めとして縛るから」
 といってココさんは自分のものを細い紐で縛る。
 しない、という意味なのだろう。断った手前、ぼくも縛るしかない。
「明日の夜、ぼくがほどいてあげる」
 ココさんがぼくの耳に熱い息をふきかける。
「おやすみ」と穏やかな睡眠をとれたぼくは、一日縛るくらいなんともないだろうと呑気に構えていた。

 多少の違和感を感じつつも、一日を仕事に奔走する。今日からはじまる春ランチのため早出だったぼくは、それが終われば帰宅できた。
 初日の今日は陽気に誘われたのか客足がいい。おいしいと喜ぶ姿にぼくも嬉しくなった。
 ランチ終了間際に店内がざわめく。ひそやかなため息に、ある予感を覚えて振り向けば、ココさんがいた。
「春ランチ初日なら、ぜひ食べないとね」
「ありがとうございます」
 わざわざ混み合う初日に来なくても大丈夫なのに。だけど、予想外のタイミングでココさんと会えてぼくの心は浮き足立つ。
「動き辛くない?」
「なにがです?」
 疑問に疑問を返せば、ココさんの目線がさがった。縛れらていたものを思い出して、ぼくは体が熱くなった。
「問題ない、です」
 うつむいてこたえれば「本当に?」とココさんが意地悪く聞いてきた。
「ぼくはね、起きたとき、ちょっと痛かったよ」
 ココさんのささやきに、ぼくのが反応しかけた。まだ緩やかでごまかせる範囲だ。
「ランチをご用意いたします」
 ぼくはさっさと準備にとりかかった。ココさんからいやらしい言葉はなかったけど、彼の目がつねにぼくにむけられて、体がいやなふうに反応しそうになった。
 意識して目線から逃れ、ランチも終わり、ココさんも帰った。
 ホテルを出ればココさんの姿が見当たらなかった。大概、ロビーか外でぼくを待っていてくれるのだ。
 携帯を見ればココさんからメールがあった。
『きみを思いながら部屋で待っている』
 短い文面だ。そこには、ココさんの情欲が潜んでいる。
 ぼくの体温が一気にあがった。今すぐにでも自分のものを慰めたい衝動に襲われる。
(策士すぎる)
 正直、この状態で電車に揺られて帰宅するのは難しかった。ぼくは、雨の日でも使わないタクシーを拾った。
 いつもよりは短い時間で、だけど、長く感じる時間で帰宅する。
 アパートの玄関にココさんの靴があった。
 とたんに股間がうずいて、歩けそうになくなる。だけど、うずくまろうが今日のココさんは駆けつけてくれないだろう。
 ぼくは迷わず寝室にむかう。
 ドアを開ければ、ベッドに腰かけたココさんがグルメ雑誌を読んでいる姿が目にはいった。
 悠然と顔をあげるココさんの目は、捕食者のそれだ。
「おかえり、小松くん」
「ただいま」というのももどかしい。ぼくはココさんに「ほどいてください」と懇願した。
「不都合ならほどいていいって言ったのに」
 ココさんは艶やかに笑った。ぼくが、それを選択することはないってわかっている笑みだ。
「ぼくのは、小松くんがほどいてね」
 ココさんの言葉に、いやらしい気持ちが一気に高まって苦しくなった。
「おいで、小松くん」
 手招きされて、ぼくはふらつく足取りでベッドにむかった。
「ほどいてあげるから、自分で脱いで」
 ココさんの前に立つぼくは、言われた通りズボンを下着ごと脱いだ。ずきずきと痛むそこが、外気にされされる。
「帰ってくるの、大変だったでしょ?」
「タクシーを、使いました」
 息があがる。
 早く。
「早く、ほどいてください」
「我慢ができないなんて、いやらしい子」
 ぼくの羞恥を煽る言葉とともに、ココさんはぼくの性器に巻かれた紐をほどいた。でも、それだけじゃ足りない。もっと直接的な刺激がほしかった。
「ココさん、触って」
「ぼくのをほどいてからね」
 そういってココさんは、ベルトを外した。ゆっくりとした動作がじれったくて、ぼくはファスナーをさげる手伝いをする。下着の隙間からとりだした立派なものは脈打っていて、ぼくは唾をのみこんだ。紐がくいこんだペニスは痛々しそうなのに、ココさんは涼しげな顔だ。
 ぼくばかりが乱れて嫌になる。
 戒められていたものを解放すると、ぼくはココさんのものを咥えた。
「こ、小松くん?」
 上擦るココさんの声に気をよくして、縛られた後がのこる部分に舌を這わせる。体液を恐れてココさんはフェラチオをされるのを嫌がる。
 熱心に舐めれば相乗効果でぼくの体温もたかまった。興奮しすぎて涙がこぼれる。助けてほしくてココさんの名前を呼びながら舐めた。体が熱くてのぼせそうだ。
「もう、いいよ、今度は小松くんの番だ」
 ココさんがぼくのおでこを押して、離した。ベッドに転がされる。
「すごい、びちゃびちゃ」
 笑いを含む声に、これ以上ないって思っていたけどさらに体温があがった。
 ココさんのをフェラしている最中、腰が勝手に揺れてココさんの膝を汚していたのだ。達してはいないけど、ぼくのははしたない液体にまみれていた。
「もっと気持ちよくしてあげる」
 ふいに、キスがふりかかる。舌が絡んでぼくの性感をたかめようとする。キスだけじゃ物足りないと思ったのに、ココさんの巧みな舌技に翻弄されて呆気なくイク。
 衣服を脱いでいないココさんの腹に飛び散った。熱が解放されて一瞬冷静になったけど、性器を掴まれてまた声があがった。

「昼間っから小松くんとえっちできるなら早出も悪くないね」
 昨夜、我慢したココさんのえっちは、その後も執拗だった。

終わろうね。
蓮さんに捧げます!!

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