2009'07.30.Thu
矛盾とパラレルとあほな展開を笑って許せる方だけご覧いただけると安心します。
5月頃は夏には終わらせたいと言っていたのに、ようやく第二部の終わりに近づいたという更新の遅さ・・・。
5月頃は夏には終わらせたいと言っていたのに、ようやく第二部の終わりに近づいたという更新の遅さ・・・。
料理陰陽師小松 其の二十五
サニーの疑問は当然のもので、ぼくも小松くんを案じて「口出ししないほうがいい」とは言ったが、彼は受け入れなかった。
しかも一度会議で提案したのだという。
ひとに仇をなす妖怪を間違えてはいけないといって、美食會の名をだしたが、聞いてくれなかった。
都の人間にしてみれば、ここ数年やってきた美食會より、古くからいる美食山の妖怪の方が恐ろしいだろう。
「ぼくらは、小松くんに甘えすぎた」
居心地がいいからといって付き合い、彼の立場を悪くすると思いながらも来るのをやめろと言ったことは一度もなかった。
彼がなにも言わないから。
そんな言い訳を胸に抱えながら。
「美食山に人間が…誰も入れないよう施そう。このままではいずれ人間が来る。誰も入れないなら、誰も傷つかない」
消極的だといわれるかと思ったが、ふたりは反対しなかった。
人間相手に警戒するなんてと気位の高いサニーはもとより、小松くんを偽りとはいえ手をかけたトリコも無言だ。
ぼくらの共通点は、小松くんを傷つけたくない。悲しませたくない思いだ。
ぼくの提案は無言で肯定された。
「北方の力を補うため次の満月に術を施そう」
術が完成すれば、よほどの力を持つ人間も妖怪も簡単には入って来られない。
ぼくらも、美食山から出られなくなる。
術の効力が消える何年、もしくは何十年の間は、術の代償としてぼくらは眠りにつく。
続く
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