プロフィでどっかん! きてもなにもできないスケジュールさ。
「告白」 トリコとココ
夜の闇、赤い火が灯る。
日も暮れたころ、ココの家に訪れたトリコは、食料庫を当然のように荒らしてから一服をはじめた。家主のココは家が臭くなるといって、食べ物の恨みを込めてトリコを庭に追い出す。
トリコは持参した葉巻樹の枝を咥えると寝転がった。
煙が天にのぼる。
儀式のようだとトリコは感じた。葉巻樹を吸えば、独特の香りが肺を満たした。
アイスティーと茶菓子をトレイに載せたココが庭にでる。トレイをトリコの横に置くと、ココは隣に腰をおろして自分のグラスを手にとった。
「星がきれいだな」
「星読みをするには最適な町だ」
「おれはうまいものが好きだ」
「今さら宣言しなくても知っている」
トリコの台詞にココは突っ込むことなくまじめに返した。
「それと同じくらいに小松が好きだ」
話のついでのように淡々とトリコは告白する。
「ぼくもだ」
ココもまた、同じように星を見上げながら返すのだった。
「特別な朝のために」 トリココマ
腹が減ったとうるさいトリコのために、小松が朝から動き回る。慣れないココの台所だというのに小松の動きに無駄はない。足取りも軽くステップの如くだ。
家主は小松の邪魔にならないように小松の手伝いをする。光が降り注ぐ朝、庭にテーブルを用意して次々と朝食を運ぶ。
トリコがつまみぐいしないように、テリークロスとキッスが見張りをする。ときに古代の動物らは、相棒よりも小松の意見を聞く傾向がある。
荒らされてない食卓に最後の料理を持ってきた小松が、朝食の席には不釣合いな飲み物を発見した。
「シャンパン?」
トリコは軽いアルコールは飲まない。ココもアルコールを飲み控えている。
不思議な飲み物に小松がこたえを見つけられないでいると、ココが「倉に眠っていたから」と言った。
「朝からお酒はどうかと思うけど、休みだし、天気のいい朝だからね」
小松はシャンパンのラベルを見る。ホテルのディナーにだしてもおかしくな品だった。
シャンパングラスを用意したココが、三人分を注ぐ。
「水のようだ」と言いつつ、上等なシャンパンにトリコはご満悦だ。
「おいしい」と一口飲んだ小松も喜んでいる。ココも舐める程度に口に含んだ。
水滴が浮かぶグラスには、朝の光に似たシャンパンが特別な朝を祝福する。
「夢占い」 トリコとココ
ベッドから飛び起きたトリコは、寝起きとは思えないすばやさで携帯電話をとった。
「ココ、すっげえ夢を見ちまった。夢占いしてくれ」
そしてトリコは夜中にココを電話でたたき起こした非礼もあいさつもすっとばして聞いた。
「小松とえっちする夢なんだけど、これってどんな意味があると思う? あまりにも激しい内容だったから今でも胸がどきどきするぜ」
「・・・」
ココは無言で携帯電話を切ると電源を落として、自宅の電話線も抜いた。
『それはおまえの願望だ』と言うのも癪で、ココは再びベッドにもぐるのだった。
トリコとココ(トリココマですが)でまとめてみました。