グルメ218「美食會、襲来！」

２週間ぶりのジャンプは３週間並のボリュームがあって私のライフポイントは風前の灯。

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　連携技ならバリエーションはあるが、合体技となるとココと相性がいいのはゼブラだ。ゼブラの空気を利用する技は、触れると危険なココの毒を活かすに丁度いい。
　ココの物騒ともいえる合体技の概要を聞いて、ゼブラは呆れた。
「殺る気満々だな」
　並の相手なら、小松に触れただけで致死性の毒に冒させる防御だ。
「あたりまえだ。小松くんがあんなに楽しみにしていたクッキングフェスを妨害するなんて許せない」
　ココの怒りはイベントの妨害に対してだ。
　ゼブラは首をかしげた。
「小僧への危害は？」
　身を案じていないココにゼブラは疑問をぶつけた。
「ぼくら四人がいて、小松くんに危害が与えられるような展開になるというのか？」
　ゼブラが今まで聞いたなかで一番恐ろしい声音だった。
（怒っている）とゼブラは改めて実感する。
「なんだ、占ったのか」
　案じてないのは得意の占いで未来を視たからかと思えば、
「占わないと心配なのか？」
　それは守りきる自信がないのかと聞いているのと同じで、ゼブラのプライドを激しく刺激した。
「チョーシにのってんじゃねえぞ」
　ケンカっぱやいゼブラがココに掴みかけたところで時間切れだった。
　ココの目が見えるはずのない姿を映す。

「美食會、襲来」