「モコ」って先生・・・。
某シティーハンターを思い出しました。
グルメ96「再生への道」
『松へ
フルコースのデザートの手がかりを求めるべく「ライフ」に来たが、トリコの怪我の治療に巻き込まれ情報を集めるどころではない。
本来20年近くかかる腕の再生はトリコらしい常識破りな速さで行われ、栄養も激しく吸い取られたあいつは一瞬ミイラになりかけた。
仕方なくトリコに飯を用意する役目になる。
近くの店は軒並み開店と同時に閉店になり、3日目に業者に大量発注をした。
トリコに必要な数百万カロリーは軽く超える量だ(もしかして一千万カロリーか?)。
普段の倍は食べる。故に眠ることもできない。
治癒ゼリーを肌から栄養を吸収できるものに改良して、わずかばかりの睡眠をとっている。
眠るとき、松の料理が食べたいと言っていた。
美味なる料理ならグルメ細胞も喜ぶからだ。治療を目的とするこの国には高級食材は少ない。
松に様子を知らせる暇があったら飯の用意しろって、あいつは嫌がる。松に心配かけたくないのはまるわかりなのに強がっている。
やめろと言われたら、やらないと申し訳がない。トリコだし。
あいつに抜け駆けして松に電話するのはかわいそうだからやめておく。
その代わり、デザートが完成したらおれのフルコースを松が作ってくれよ?』
「食料の仕分けを手伝ってくれ」
鉄平の呼びかけに、サニーは書いていた手紙を封筒につめた。
「今行くし」
「・・・それで手紙を出すつもり?」
サニーの手にある封筒を見て鉄平は呆れる。
「届くだろ」
封筒には住所はなく、「ワールドキッチン周辺ホテルグルメ内レストラングルメ料理長・松」とだけ書かれてあった。
サニーの手紙は通常より日数がかかったものの、ホテルグルメに届き小松の手に渡る。
調べればわかるホテルの住所を書かなかったサニーの後始末は、小松が配達員から注意を受けて終わったという。